〜8〜


ヒカルはアキラを自分の家に連れて行きました。

オオカミに捕えられている間は水すらも与えらなかったと聞いて、
激しい怒りに駆られながらも、すぐに井戸から新鮮な水を汲んできます。
でもくったりと横たわっているアキラを前にして、ふと足が止まりました。

「ずっと何も口にしていないのに、いきなり冷たい水を飲ませても大丈夫かな?」

ヒカルはちょっと考えてから水を口に含むと、人肌に温めてから、
口移しでアキラに飲ませてやりました。

アキラは嫌がる素振りも見せず、
自分から口付けるようにして何度も水を欲しがります。
余りにひどい渇きに、ヒカルの舌に吸い付いてくる程でした。

やっと喉が潤った頃には濃厚なキスも済ませていたので、
二人とも顔を真っ赤に染めたまま、
お互いの目をまともに見ることが出来ません。

でもアキラには、栄養も摂らせてやらなければならないのです。
ヒカルは自分の体に蓄えた蜜を分けてやろうと思いついて、
今度は口の中に蜜を溜めると、またアキラに唇を寄せました。

ヒカルの口元から漂う甘い香りにアキラは切なそうに眉を寄せると、
舌を突き出してきました。
それを唇で挟んで奥へと導くと、アキラはうっとりとした表情で、
蜜を舐めたり吸ったりし始めるのでした。






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