〜4〜
こうして一週間が過ぎ、
アキラはぐったりと横たわったまま
動けなくなってしまいました。
獲物のしぶとさに舌を巻いたオオカミは、
アキラを可愛い奴隷にするのはあきらめて、
いよいよ食べてしまうことに決めました。

手足を縛めていた紐を解くと、邪魔な上着を剥ぎ取ります。

アキラはこの時を待っていました。
大事に取っておいた力を振り絞って、
バネのある脚でオオカミの急所を
思い切り蹴飛ばしてやったのです。
さすがのオオカミも痛みをこらえきれずに、
涙を浮かべてうずくまってしまいました。
この隙にアキラは逃げようとしましたが、
でももう体に力が入りません。
上着を取りに行くことすら出来ずに、
下着姿のまま、
じっとしているしかありませんでした。
