その翌日も、ゲームは続けられた。
「オマエはやっぱ、黒ネコの方がタイプみたいな気がする。
昨日のと較べて検討するから、今日はこっちを試してみて」
アキラは黙って衣装を受け取ると、すぐに黒ネコに変身して戻ってきた。
「おっ、早いじゃん。着替えもだいぶ慣れたみたいだな」
「そうかな。確かに最初よりは着やすかったけど」
「ああ、全部新品だったから初日は窮屈だったかもな。
レオタードもオマエの体に馴染んだってわけか」
ヒカルは真剣な表情で、目の前のアキラと昨日撮影した写真とを比較し始めた。
白ネコの清楚で愛らしい感じも捨てがたいが、やはりアキラは黒ネコ姿の方がしっくりくる。
「じゃあ、今日はポーズをつけてみようか」
「ポーズ?」
「うん。別に大げさに考えなくていいけど、ただ突っ立ってるだけってのは卒業しようぜ」
アキラは勝手がわからずとまどっていたが、
ヒカルに「よ〜い、ハイッ」と声を掛けられると勝手に体が動いて、
それなりにポーズを決めていた。

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