〜5〜






 
その翌日も、ゲームは続けられた。

「オマエはやっぱ、黒ネコの方がタイプみたいな気がする。
昨日のと較べて検討するから、今日はこっちを試してみて」

アキラは黙って衣装を受け取ると、すぐに黒ネコに変身して戻ってきた。

「おっ、早いじゃん。着替えもだいぶ慣れたみたいだな」

「そうかな。確かに最初よりは着やすかったけど」

「ああ、全部新品だったから初日は窮屈だったかもな。
レオタードもオマエの体に馴染んだってわけか」

ヒカルは真剣な表情で、目の前のアキラと昨日撮影した写真とを比較し始めた。
白ネコの清楚で愛らしい感じも捨てがたいが、やはりアキラは黒ネコ姿の方がしっくりくる。

「じゃあ、今日はポーズをつけてみようか」

「ポーズ?」

「うん。別に大げさに考えなくていいけど、ただ突っ立ってるだけってのは卒業しようぜ」

アキラは勝手がわからずとまどっていたが、
ヒカルに「よ〜い、ハイッ」と声を掛けられると勝手に体が動いて、
それなりにポーズを決めていた。






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