〜3〜






  
「何だ、これは」

ヒカルに押し付けられたものをつまみ上げると、アキラは眉をひそめた。

「何って、スカート」

ヒカルは黒いレースのスカートを取り返すと、
アキラのチュチュを下に引っ張って脱がせてしまった。

ブーツを履いた脚の間の膨らみが、わずかに反応しているのをチラッと確かめると、
くすっと笑って跪く。


「はい、右足上げて〜」

アキラは無言でスカートをひったくると、足を入れて一気に引っ張り上げた。

「乱暴だなぁ。ここ、まくれちゃってるぜ」

ヒカルは嬉しそうに裾を引いて形を整えると、少し離れた所からじっくりと眺めた。


薄い生地の頼りなさに、アキラはとまどっているようだ。
総レースの生地の向こうの素肌がちらちら透けて見えて、なかなか色っぽい。


ヒカルがデジカメを取り出すと、アキラはぎょっとした顔で後を向いてしまった。
こんな恥ずかしい姿を形あるものとして残されてはたまらない。

「これも罰ゲームに入ってるんだぜ。ちゃんとやったっていう証拠になるだろ?」

後で記録は消去するからと、背中を見せているのに頓着せずに写真を撮り始めると、
アキラは渋々ながらもカメラに顔を向けた。


ヒカルはシャッターを切りながら、レンズの向こうのアキラに心の中で囁いた。

『・・・こうしてるうちに、見られるのがきっと好きになるよ、塔矢。
 オマエ絶対、コスプレの素質があるって』






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