「何だ、これは」
ヒカルに押し付けられたものをつまみ上げると、アキラは眉をひそめた。
「何って、スカート」
ヒカルは黒いレースのスカートを取り返すと、
アキラのチュチュを下に引っ張って脱がせてしまった。
ブーツを履いた脚の間の膨らみが、わずかに反応しているのをチラッと確かめると、
くすっと笑って跪く。
「はい、右足上げて〜」
アキラは無言でスカートをひったくると、足を入れて一気に引っ張り上げた。
「乱暴だなぁ。ここ、まくれちゃってるぜ」
ヒカルは嬉しそうに裾を引いて形を整えると、少し離れた所からじっくりと眺めた。
薄い生地の頼りなさに、アキラはとまどっているようだ。
総レースの生地の向こうの素肌がちらちら透けて見えて、なかなか色っぽい。
ヒカルがデジカメを取り出すと、アキラはぎょっとした顔で後を向いてしまった。
こんな恥ずかしい姿を形あるものとして残されてはたまらない。
「これも罰ゲームに入ってるんだぜ。ちゃんとやったっていう証拠になるだろ?」
後で記録は消去するからと、背中を見せているのに頓着せずに写真を撮り始めると、
アキラは渋々ながらもカメラに顔を向けた。
ヒカルはシャッターを切りながら、レンズの向こうのアキラに心の中で囁いた。
『・・・こうしてるうちに、見られるのがきっと好きになるよ、塔矢。
オマエ絶対、コスプレの素質があるって』

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