吸 血 鬼 ご っ こ
「君が吸血鬼なのはいいとして、なぜ僕は女装なんだ?」
「いいじゃん、似合うんだもん」

「そんな理由じゃ納得できないな」
「なんで?それに、すっげえキレイだし」
「そんなこと言われても嬉しくない」
「そっかぁ?でもこれ、俺の本心だから」
「………これは遊びだろ?それなら本気になるな」
「遊びなら、つきあってくれるんだ?」
「それはまあ、一度約束したことだし」
「んじゃ、お菓子はよこすなよ」
「え?」
「イタズラなら、いーんだよな?ハロウィーンの夜だもんな」
「え?ま、待て…!」
「ばーか。こんなチャンス、見逃せるか」
「や、やめ、…っ!」
「吸血鬼は血を吸うもんだぜ。それならナットクできるんだろ?」
「…あ……」

「…塔矢、怒ってる?男にキスされて、気持ち悪い?」
「……君じゃなけりゃ、許さないよ」
「え…?」
「君は吸血鬼なんだろ?それならもっとしっかり吸えばいい」
「…ええ!?」
「傷をつけてもいいから。一生消えなくたって、…それくらい、強く……」
「……塔矢、俺、そんなこと遊びじゃできねえ」
「…そう、か。おかしなことを言ってすまない。いま言ったことは忘れてくれ」
「やだ。俺、本気で喰うから」
「ぇ?」
「いただきます!!」
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どうやら、ハロウィーンの夜に思いが通じ合った模様です(^^)
二人ともお幸せに〜v