トナカイ×サンタ 〜3〜
ヒカルに巧みに追い上げられた体は燃え上がり、
このまま静めることなどとても出来ない。
そんな自分を他人に見られる羞恥に身悶えしながら、
それにかえって煽られて、
アキラは涙を流しながら果てたのだった。
一瞬の空白をはさんで抱き締められ、
抗議しようとする口は乱暴にふさがれた。
無理だ。言い訳のしようがない。
とにかく状況を確認しようと、
アキラは瞑ったままだった目を静かに開いた。

…見慣れた天井、見慣れたカーテン、
そして自分を見つめる進藤ヒカルの心配そうな顔。
「どうした?怖い夢でもみた?」
「………うん。ひどい夢だった」
「クリスマスだってのに、とんだプレゼントだな」
「そうか、クリスマスか。それでクリスマス・パーティーか」
「ん?」
「いや、なんでもない」
「そう?」
ヒカルはアキラがはねのけた毛布を広げると、
足先から肩へと掛けてやる手をふっと止めて小さく笑った。
「え、何?」
「いや。お前が言うほど悪い夢ではなかったんじゃないかと思って」
苦笑を浮かべたヒカルの指で下腹部を拭われて、
アキラは初めて自分の恥ずかしい状態に気が付いた。
「あ、…!いい、自分でやる。あっちを向いてて」
「いいよ、俺にやらせて。すぐにきれいにしてやるから」
ヒカルはベッドに上がるとアキラの腹のあたりに顔を伏せて、
丁寧に舌で清め始めた。
「…軽蔑しないのか?」
「なにを?」
「夢でこんな、…」
「男なら誰でもあるだろ?」
「…そうなのか?」
「え?お前、夢精したことないの?」
きょとんとしたアキラの顔を見て、ヒカルは嬉しそうに笑った。
「そっか〜。そんなウブなヤツの初めてを、俺はもらっちまったんだな…」
これは調教のしがいがあるぜ
そんなヒカルの呟きは、
急に激しくなった愛撫に翻弄されるアキラの耳には、
ひとことも届くことはなかったのだった。
〜おしまい〜

今夜は二人で、
メリー・クリスマス!
* * * * * * * * * *
街中でクリスマスの飾り付けが始まった頃のこと、
ワインボトルにかぶせる赤いマントを雑貨屋さんで見つけました。
きっとこれは人形にぴったりサイズだと思った通り、丁度良い大きさだったので、
気をよくして撮影した写真からこの物語りが生まれました。
クリスマスに初めて結ばれたこの二人の未来は、
一体どんなものになるのでしょうか。
少なくともアキラの夢のお告げを見る限り、
夜はハードになりそうですね(笑)
ヒカルもアキラも、頑張れ〜v