〜18〜



ヒカルとアキラが目を覚ますと、
いつの間にか獣たちに周りを取り囲まれていました。

みんな泉に喉を潤しにやってきたのですが、
青いはずの水が白濁しているので困っているのです。

そこで、
泉の傍らで眠っている二人なら事情を知っているだろうかと、
起き出すのを辛抱強く待っていたのでした。

皆に迷惑をかけたことを申し訳なく思って、
二人は自分たちがしたことを正直に打ち明けてあやまりました。

それにしても、時間がたっても泉は相変わらず白いままで、
これからどうしたらいいのかさっぱりわかりません。

すると突然、
ニ匹のイノシシの子供が泉に向かって走り出てきました。

喉の渇きがひどくて我慢できずに、
母親の制止を振り切って水を飲みにきてしまったのです。

あっと言う間に泉に口をつけて、ゴクゴクと飲んでしまいました。




「あっ、甘い!ボク、こんなおいしいお水を飲むのは初めてだよ!!」

「ホントだ〜。それに聞いてよ!
さっき転んですりむいたとこ、水に濡れたとたんに治ったのよ。
ものすごく痛かったのに、もうなんともないの〜!」

「あれっ、ホントだ。もう治ってるね。どこをけがしたのかもわからなくなってるよ・・・」




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