ギムナジウムカフェ レポ
梅雨が明けて間もない夏のランチタイムに、表参道にあるギムナジウムカフェを訪れました。
ご一緒してくださったのは、ありそんさん、しょうこさん、ひろえっちさんですv
目的地は原宿駅からでも表参道駅からでも10分程のところですが、最寄りは明治神宮駅。
利用駅がそれぞれ違いますし、戸外に立っているのは暑いということもあり、カフェに近いコンビニを待ち合わせ場所にしました。
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カフェが入っている建物を外から眺めたところ。 なかなか雰囲気がありますね^^ ←これがカフェのある部分。 ビルの2階に入っています。 カフェの設定は、日本のどこかの瀟洒な洋館。 中高一貫教育のミッション系寄宿学校。 もちろん男子校(笑) 開店は2007年9月だそうです。 |
| 階段を上がるとドアの横にこんなボードが。 ギムナジウムカフェだけあって、店名はドイツ語。 エーデルシュタインと読み、意味は「宝石」です。 コンセプトは「70年代の少女漫画で描かれたような男子校」で、 店長は執事喫茶を手掛けた女性だそうです。 モデルは萩尾望都の『トーマの心臓』v <少年に常につきまとっている、「生と死」とか、「愛と友情」とか、 そういうちょっと幻想的で異質な感じ、そんなところを表現できたら> という思いから企画したとのことで、 萩尾望都さんの作品で娘時代を過ごした私は興味津々。 でも、生身の人間が演じるのはどうなんだろうと、 幻滅を味わうのが怖くもありました。 |
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ドアの前には赤いマットが敷かれています。 ネットで予約したのは12時で、まだ10分ほど早かったので、 カフェの入口を撮影しながら5分ほど暇つぶし。 帰りはドアの外でのお見送りがあったので、 先に撮影を済ませておいて良かったです〜^^ 耳を澄ますとピアノの音が流れているようですが、 呼び鈴やノッカーのようなものはありません。 「ご自由にお入りください」といった類の案内もないので困ってしまい、 とりあえずしょうこさんがコンコンとノック。…反応はありません。 「じゃあ、開けちゃいましょう」としょうこさんをそそのかす私(^^; その時々によって、気配を察して向こうから開けてくれることもあれば、 ノックに気付いて迎えてくれることもあるようです。 |
中に入ると、まずは入校手続きです。
入校許可証に自分で名前を書くのですが、これは本名でなくてもOK。
ファーストネームやニックネームを書く人が多いみたいですね。
そのカードをホルダーに入れて、店内では首から下げています。
今の学校って保護者も校内ではIDカードをつけなければなりませんものね。
名札を見て、生徒が名前で呼びかけてくれることもあるようです。
手続きをしてくれたのは宝條(ほうじょう)先生でした。
先生・生徒は名札をつけていないのですが、尋ねると名前を教えてくれます。
漢字を訊いたときに私が首をかしげると、手帳に書いて教えてくれましたよv
この先生はチェーンつきの眼鏡をかけていて、客にはにっこり、如才ないタイプ。
ヒカ碁なら緒方さんタイプ?
授業は三年生の政経を担当していて、生徒には財閥や由緒正しい家柄の子が多いからいろいろと気を遣うということでした。
手続きが終わるとチーンとベルが鳴らされて、生徒が席へと案内してくれます。
担当してくれたのは2年生の浅見(あさみ)くん。
何となく子どもっぽく、たどたどしい話し方が初々しくて、思わず全員で「かわいい〜v」と叫んでしまいました(笑)
他所さまのブログに「いわゆる癒し系」とありましたが同感です。
彼は話しかけやすかったので、いろいろと質問攻めにしてみました^^
おとうさんは警察関係で、自分もその道を進むように期待されているのだけど、実は音楽の勉強をしたいから悩んでいるんだそうです。
ちなみに部活は吹奏楽部。「練習、大変でしょう?」と振ったら、「体育会系ですから」と笑ってました。
「音楽を勉強したいって、クラシック?それともポピュラー系?」とさらに訊くと、クラシックとのことでした。
クラシックがすべての基本で、基本がしっかりしていればポピュラーに行っても応用が利くとのこと。ごもっともです。
音大に進学できるといいですね^^
実際に彼はピアノが得意らしく、この日はたまたま誕生日を祝ってもらっているお客さんがいたのですが、彼がハッピバースデーを演奏していました。
…そうです、入校手続きの際にバースデーチケットを作ってくれるのですが、予約するときに申請すると、カフェでお祝いをしてもらえるのです^^
誕生月ならいつでもいいそうで、先生と生徒がテーブルを取り囲んで歌ってくれて、更にポラロイドで記念撮影もしてくれます。
撮影するときのかけ声は「チーズ」ではなく「エーデルシュタイン!」
このカフェは、寄宿学校生活で世界の狭い少年たちの社交性を養うために、学校関係者をもてなすサロンという設定になっています。
だから、制服姿の生徒たちが慣れない接客をしつつ社会勉強をしています。
監督のための先生もいます。
制服はチェックのブレザータイプ。
でも7月25日には衣替えで、セーラー服になるそうです。
あ、先生はスーツですよ〜
カフェには本棚やピアノ、ギター、ゲーム盤などがあり、暇な生徒は思い思いに本を読んだり、ゲームをしたり、ピアノを弾いたり、あるいは物思いにふけったり(笑)
いえいえ、その場にいればちゃんと絵になっていて、目の保養になりましたv
後で思い出すと笑っちゃうんですけど、決して滑稽だったということではなくて(^^;
お互いにわかった上での演技、幻想の世界ですから、それなりに容姿が整った男の子たちがその気になって演じているのは気持ちよかったし、居心地も良かったですv
また行きたいかって?行きたいです!!(笑)
内装は、学校の施設という設定ですから執事喫茶みたいに豪華ではなく、素朴な木のテーブルと椅子が並べられています。
椅子はチャーチチェアで十字架を彫ったものもあり、背後には聖書台もついていました。
私たちの席は窓辺で、カーテンは閉め切られているので外の景色は見えませんが、窓にはめられた洋館風の木の枠がアクセントになっていていい雰囲気でした。
基本的に店内は撮影禁止ですが、料理は声をかければ撮っていいことになっているので、最初に浅見くんに確かめて、いちいち断らなくても撮影していいと許可をもらいました^^
| 今回は、平日のランチタイムの予約を ネットでするときに限って注文出来る、 ピクニックランチセットというのを頼んでみました。 窓辺に置いてある、あの籠に詰めて 持って来てくれるのです。 手前にあるのは、セットについている ウェルカムドリンク。 ノンアルコールタイプで、桃のソーダです。 |
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これが籠の中味。 サラダとドレッシング、炭酸水の瓶が 入っていますね。 他の料理は別に運ばれて来ました。 ピクニックだから、水は瓶に直接口を付けて どうぞということでした。 頼めばちゃんとグラスも用意してくれます^^ |
| これがウェルカムドリンクの アルコールタイプ。 スパークリングワインです。 浮かんでいるのは、 ブルーベリーとラズベリー。 |
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メインはサンドウィッチで、写真にある具材を 自分でパンに挟んで食べます。 奥のプレートの中央にあるのは、塩味の卵です。 他は生ハム、スモークチーズ、サラミ、カマンベール。 手前にあるのは野菜のマリネ。 |
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| 具を挟んだところ。 パンは一人につき2個です〜 |
| デザートはチョコレートのトライフル。 美味しかったです〜v 浅見くんの他に、羽鳥(はとり)くんという3年生も 給仕をしてくれたのですが、 彼は長目の髪をあちこちに跳ねさせた、ちょっと気取ったタイプでした。 私は何となくオスカーを連想。 料理は誰が作るのか訊いたら、「シェフです」だって。 浅見くんはリボンタイだけど、彼はネクタイなので理由を訊くと、 ネクタイは役職についてる印なのだそうです。 美術部の部長なんですって! クラブでどんな活動をしているのかと突っ込んだら、 主に油絵だけど、全般的に学ぶので 彫刻もするというお返事でした。 先生がとても絵が上手いので憧れているそうです。 本棚に生徒が描いたスケッチブックがあると教えて貰ったので、 後で見に行ったら本当にありましたよ! |
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このカフェは1時間15分(カフェタイムは1時間)という制限時間があり、1人につき1オーダーという決まりがあります。
前は90分制だったらしいのでちょっと残念。
席にゆとりがあって、さらに1オーダー追加すれば時間を延長出来るので、お茶を頼むことにしてゆっくりしてきました。
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| 左はアイスコーヒー。右はセイロンティー。 ベルギーのスペキュロス(シナモンクッキー)がついていました。 紅茶はどのブランドを使っているのか説明を求めたら、 理事長が懇意にしていて、特別に契約している所のものを使っているということでした。 確かアムシュと言ってたような… |
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ここまで読んでくださった方は、このカフェの雰囲気をある程度わかってくださったでしょうか?
私は野次馬根性丸出しであれこれ質問しましたが、普通にカフェとして楽しんでもいいところだと思います。
メイド喫茶みたいにゲームをする義務はありませんし(笑)
とにかく面白いのは、カフェの人たちが詳しい経歴をそれぞれに持っていて、あの空間ではその人物になりきっていることなのですよね。
例えば寄宿舎には3つの寮があり、ザフィーア(サファイア)、グラナート(ガーネット)、ペルレ(真珠)という名前がついていて、給仕をしてくれる生徒たちはどの寮の何年生か決まっています。先生も特定の寮の舎監ということになっています。
どの寮に入るかは自分で希望するのではなく理事長が決めるのだけど、それぞれの寮には特色があって、ザフィーアは元気、グラナートは真面目、ペルレは孤独が好きなタイプが集まっているといったことを、質問すればすらすらと答えてくれます。
誰がどの寮に属しているかとか、個室はないとか、1年生は6人部屋だとか(すみません、このへんは記憶が曖昧です^^;)、設定が細かくて、実際にそういう生活をしてるわけではないとわかっているのに、つい引き込まれてしまうんです(笑)
たとえば浅見くんはペルレ寮だというので、「ペルレってどういう意味ですか?」と訊いたら、ちょっと恥ずかしそうに口ごもりながら、「…真珠、です///」とか(笑)
カフェにはゲストブックがあって、見せてもらったらたくさんの書き込みがありました。
中には何度も登場する人もいて、定着したファンがいることが窺えます。
このレポートを書くに当たってちょっと検索してみたら、そうしたリピーターが訪問の記録を綴ったブログも見掛けました。
ゲストブックに「笑っちゃってすみませんでした」と書いたとおぼしき方のブログもありましたよ〜(私信)
制限時間が近づくと、延長するか会計をするか訊かれます。
会計は各々のテーブルで。
レシートには私たちの名前と共に、Danke!と手書きで添えられていました。
そうそう、ここでのご挨拶は「ごきげんよう」です。
すれ違う生徒たちに声を掛けられながら出口に進むと、宝條先生が見送ってくれました。
ドアの外に立って丁寧に挨拶してくれて、階段を降りながら振り返ってみたらまだその場にいて会釈してくれましたよv
おまけ
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カフェのある通りで見掛けた電柱。 |
| そしてこれが、しょうこさんのおみ足v ピンクのリボンに白いサンダルが とても可愛らしかったので、 撮影させていただきました。 「むだ毛を処理するなら」という条件つきで アップの許可をいただきましたが、 何も小細工しなくてもツルツルですよね〜^^ |
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昨年の11月にSさんから「行かれる予定は無いんですか?」とメールを頂いてから、ずっと気になっていたギムナジウムカフェ。
一人ではつまらないので、いつか誰かと機会があったらと思い続けていた、念願の場所を訪れることができて嬉しかったです^^
情報を教えてくださったSさん、急なお誘いに付き合ってくださった皆さま、どうもありがとうございましたv